夫は不倫が始まって以降、連絡もなしに朝帰りしたり、作った夕食をすっぽかしたり…どんどん人としての優しさや気遣いを失っていったように思います。人として、というよりは私へのですね。今思い出しても辛いです。
こんなことがありました。
不倫発覚から一ヶ月ほどたった頃、夫がスマホを落として画面にヒビを入れてしまいました。夫のスマホは修理のため数週間メーカーへ預ける必要がありました。
その間の連絡は2台持ちしているガラケーでもできるので”スマホ無し”ということもできたのですが、私が以前使っていた古いスマホを使える状態にして夫へ渡すことにしました。購入から7年経つスマホで、私が趣味でカスタムROMを焼いてどうにか使えるような状態です。セットアップなどはすべて私がやりました。
OSも古く動きももっさり。でも、どうにか機能しLINEなどのアプリがインストールできたので夫へ渡したところ、私の手から引ったくるように受け取り、すぐさま最愛のX美へ『LINE復活』『わーい(*^^*)』と送っていました。
そこそこ時間をかけて古いスマホをやりくりし、LINEがインストールできる状態にまでもっていった私への『ありがとう』は一言もありません。目の前でX美へLINEを打つ夫を見て、少々の憤りと、(ああ、この人、人間として終わっているな)という呆れた気持ちが行き来していました。
その後、私は予定があったので、出かける電車の中で夫あてに「ちょっと礼儀が欠けているんじゃない」とチクリとLINEで送りました。夫からは『クズだね。自分…』と自分に酔った返事がきましたけど、愛するX美ちゃんとの仲を邪魔する妻からの小言ですから、響くわけもないですよね。
この日の夜、夫と晩酌をしている最中に夫が『たばこ吸ってくる』と長いこと席を外しているので何をしているかと思ったら、LINEでX美にくだを巻いていました。私も酔っていたこともあり、初めて直にX美へショートメールを送りました。
私「夫が面倒かけますね」
X美『こちらこそすみません』
無難オブ無難。これ以上ない無難な返信でした。私がX美と直接やりとりしたのは、これが最初で最後です。
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