スマホ・カバン漁りに取り憑かれる

夫とX美は同じ職場なので、日中は直接話しができるでしょう。そして、仕事が終わったあともしばらく一緒にいるようだったので(後に給与明細添付のタイムカードでわかりました)、その間ずっと職場の休憩スペースやX美の自宅近くで恋人同士のように過ごしていたようです。ただ、夫はお小遣い制でたいしたお金を持っているわけではないので、どこか飲食店やラブホへ…ということはほとんどなかったのではと思います。”公園でおしゃべり”か、”職場の休憩スペースでセックス”だったのでしょう。

夫の不倫発覚後の私は、夫のスマホをどう盗み見るか、夫の荷物をどう漁るか、そればかり考えている時期がありました。自宅で見る夫は、すぐ自室へ行ってしまいスマホをいじっている姿ばかりでした。X美との状況がどうなっているのか知るために、夫のスマホを見たくてたまらない、そんな思いから夫がX美とのLINEをしながら寝落ちしている時をねらってそっとスマホを覗き見たりしていました。そこにはお決まりの『愛してる』の応酬や『彼氏とヤッたの?』とX美の彼氏への嫉妬丸出しの文句が並んでいました。この当時はまだX美は彼氏と夫との二股状態でしたので、それを見て安堵する私がいました。X美が夫に見切りをつけて彼氏の元へ戻ることを期待していたのかもしれません。

あるときは、LINEで『新婚旅行はどこに行こうか』『○○へ行こう!奥さんと行った場所だけど(笑)』とやりとりしているものもありました。これは私が一番傷ついたLINEのトークです。一生忘れませんし、弁護士さんへも”精神的にショックを受けたやりとりの証拠”として提出したほどでした。

そして、夫が不在のスキに漁ったカバンから避妊具が出てきました。X美とセックスしている以上当たり前なんでしょうけど、やっぱり凹みますね。さらには数日後、その避妊具が空になった状態でカバンに入っていました。袋だけ残してるあたり脇が甘いというか、何も考えていないんでしょう(というか、妻がカバンを漁ることなんて考えていないのかもしれませんが)。その数日後にはまた避妊具が増えていたので、まとめて買って家以外のどこかに置いてあったんだと思います。(家探ししても避妊具は見つからなかったので。)

私がこうしたことを行っていたことはおそらく夫は気付いていないと思います。それくらい手早く、痕跡を残さないよう気をつけながら、時には証拠として写真に収めたり、記録代わりにツイートしていました。今振り返っても私も相当おかしな精神状態だったとは思います。でも、そうならざるを得なかったとも思います。

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