夫の不倫発覚から3ヶ月ほど過ぎ、私自身は徐々に落ち着きを取り戻し平穏な日常に戻りつつありましたが、頭には常に(今後どうするか)という思いがありました。しかし夫と今後の話をしたくとも、夫は『もうohaguiの好きなようにしてください』と投げやりに返してくるだけ。不倫をした人の頭の中は正常な判断ができない状態(お花畑と揶揄しているのを見たことがあります)らしいので、今は待つしかないのだろうか、と苦い思いを抱えたまま日々過ごしていました。
その頃、私の日課になってしまっていたのが”夫のパソコンの履歴を見ること”でした。(もちろんこの行為自体褒められたことではないですが、当時の私の状況では必要なことだったと思っています。)夫は自分用のパソコンを常につけっぱなし、ブラウザも立ち上げっぱなしで仕事に出かけます。ブラウザの履歴ってパソコンで閲覧したサイトはもちろんですが、Google Chromeをブラウザとして使っていると紐付けられているAndroidスマホの履歴も表示できてしまうんです。そこで特に目についたのが
- 自殺方法のまとめなど”自殺に関するサイト”の履歴
- “X美の自宅近くの賃貸物件”を検索している履歴
でした。自殺についてはどうやら仕事の合間にスマホでも検索しているようです。これには率直に困りました。自殺方法を検索するってよっぽどだなと。夫は私が履歴を見ることは想定していないでしょうから、”妻への自殺するぞアピール”ではなく、夫が純粋に調べたくて念入りに調べているということなんです。
私のかかりつけ医(精神科)への通院の折、このことを相談しました。夫が自殺を図ったこと、それに対し私はどう対処すればいいのか、など。かかりつけ医からは以下をアドバイスいただきました。
- 夫のかかりつけ医(心療内科)に話をしたほうがいい
- しかし、電話で「妻です」と話してもまず取り合ってもらえない(それはごもっとも)
- 夫と一緒に受診してしまうか、最終手段としてはかかりつけ医へ手紙を送ってしまう
いずれにしろ私がある程度エネルギーを割かないといけないということはわかりました。本当に夫はどこまで私を困らせたいのか…。ひとまず、夫へは「お医者さんには本当のこと言いなよ」とだけ促しておきました。
そんな矢先、夫が再び自殺未遂を起こしました。明らかに過量服薬(オーバードーズ)であろう状態で、命に別条はなさそうでしたがフラフラしており話になりません。「救急車呼んで胃洗浄してもらうよ!」と強めに言ったら『それは嫌だ』とは言ってきました。その日と翌日は夫の仕事が休みだったのですが、出社する日になってもまだ薬の影響があるのかややフラフラしたままでした。
私は即、夫のかかりつけ医へ予約を入れ、夫の近況を洗いざらい話しました。やはり自殺未遂(希死念慮)のことも、自身の不倫のこともかかりつけ医へは話してはいなかったようです(もしくは守秘義務があり、医師から私へは『知っていた』とは言えないのかもしれません)。夫は定期受診のたびに『特段変わりありません。』といつもと変わらない薬のみ処方してもらっていたようです。何のための通院・かかりつけ医なのか…。
数日後、夫がかかりつけ医を受診しました。どこまで正直に話をしたのかはわかりませんが『ohaguiに薬の管理をしてもらいたい』と処方された薬を私へ預けてきました。ここからしばらくは夫の服薬を私が管理することになります(服用するときにだけ私が夫へ手渡し)。
しかし、夫はその後も自殺方法の検索を続けていました。
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