不倫発覚翌日、私がまずしたことは、夫が正直に不倫を認めている間に確実な証拠を記録に残しておくことでした。X美とのLINEの履歴はありますが、『あれはおふざけだった』と言い逃れされないためにもプラスアルファが必要でした。ボイスレコーダーを使い、私が夫に質問する形で会話を録音しました。
「今日は20■□年○月×日、喋っているのはohagui(私)と」
『ohagui夫です』
「あたなは職場の特定の女性と親密な関係にありますね」
『あります』
「相手の女性をフルネームでお願いします」
『Y田X美です』
「親密になったのはいつからですか」
『20■□年の▲月△日かな…』
「それは今も継続中ですね」
『そうですね』
「肉体関係はありますか」
『ありました』
「”今”は?」
『あります』
「わかりました」
「ひとまず確認したいのは以上です。ありがとうございました。」
2分ほどの録音でしたが、そのときはこれで充分でしたし、ひとまず形に残せたことでだいぶ安心しました。
その後、夫と少し話をした気がします。話の方向はお互い”離婚”で一致していて、では親権はどうするのか、住まいはどうするのか、慰謝料・養育費はどうするのか…。一方は現実味を帯びてきた不倫相手との新しい生活に浮かれ、一方は十数年間の結婚生活に終止符を打ちシングルマザーとなる、変化せざるを得ない状況を前にお互い冷静なようでいて、冷静ではなかったと思います。
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