初動捜査と発覚の夜

うたた寝から覚めた夫にガラケーの不倫メールを見せながら、「これはどういうこと。スマホのロック解除して」と詰め寄りました。

夫はすぐに状況を察したようで、観念しスマホのロックを解除しました。
私は夫からスマホを受け取り、LINEのX美とのトーク画面を開き、私のスマホで写真に収めてはトーク画面をスクロール、写真に収めてはトーク画面をスクロール、を繰り返しました。その様子を夫は隣でバツが悪そうに、かといって謝るでもなくただぼんやりと眺めていました。

私は、”夫とX美に何が起きているのか、それを知らなければならない”という強い気持ちがあり一心不乱にトーク画面を写真に収めていました。
夫はトーク内容を一切削除しておらず、遡るとX美とLINEで友達になったところ(不倫関係になる前)からすべて残っていました。

「(一心不乱に写真を撮る私に)引いてるでしょ」
『…いや…』

そんな会話をしていたことを覚えています。このとき収めた写真は300枚以上でした。
写真を収め終えたあと、ぽつり、ぽつりと夫と話を始めました。

「いつからの関係なの」
『…先月の末くらいから』(なんと、関係を持ってから発覚まで一ヶ月未満でした)
「どこの誰なの」
『職場の子』
「私に関係がバレたらどうするつもりだったの?」
『いつかははっきりしなくちゃいけないと思っていた』
「私と別れて、X美と一緒になりたいの?」
『今はそう思ってる』

今まで夫を支えた日々が頭を駆け巡り、私が発した言葉は

「残念だ…」「ただただ残念だ…」

夫と話す中で、何度「残念だ」と言ったことか…。

このとき、平日の夕方でした。子どもたちが学校から帰ってきたら二人きりでの話はできなくなる。でも、私は気持ちの整理がつかず、今は夫と少し離れて考えたい、そんな心境でした。
夕飯を作る気力がわかず、子どもたちが全員帰宅したあと、家族みんなで近所のコンビニへ夕飯を買いに出かけました。本当にいつもの光景なんです。でも、私と夫との関係はもうそれまでとは違うものになってしまっていました。

夫はこの日と翌日、仕事が休みでした。詳しいなりゆきは覚えていないのですが、私がその晩は夫の顔も見たくないというか同じ空間にいるのも辛く…その晩は夫を夫の実家(自転車で行ける距離です)で預かってもらいました。「ちょっとした夫婦喧嘩とでも伝えておいて」そう言うのが精一杯でした。

幸い、夫の両親は滅多に実家に顔を出さない息子が帰ってくることにウェルカムで、すんなり一晩預かってくれました。
私としては、夫と一緒の空間にいたくはない、でも監視の目は必要…そんな思いがあったんだと思います。

その晩、私は心を許せる、そして私の近況をよく知る同僚に電話ですべてを打ち明け、話を聞いてもらいました。でも、話を聞いてもらっても何かが変わるわけでもなく、とにかく”心が混乱している”という状態でした。怒りでもない、悲しみでもない、本当にただただ「残念だ」その思いが心を埋め尽くしていました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました